アフターサービス 全熱交換器

メンテナンス内容

全熱交換器単体の保守・点検ガイドライン

部品名 定期点検 予防保全
部品区分 部品名 点検内容 点検方法 判定基準 <目安> 保守内容 点検周期 交換周期
1 年毎 その他 使用時間 使用年数
全熱交換器単体 1 熱交換素子 回転形 目詰まり、損傷のチェック 目視 目詰まり、損傷のなきこと 清掃または交換 10 年
静止形 目詰まり、損傷のチェック 目視 目詰まり、損傷のなきこと 清掃または交換 10 年
2 フィルター(不織布) 汚れ、目詰まり、破れのチェック 目視 著しい汚れ、目詰まり、
破れなきこと
清掃または交換 1 ヶ月毎 1 年
3 エアシール(回転形) 隙間、破れのチェック 目視 隙間、破れのなきこと 交換 3 年
4 Vベルト(回転形) 磨耗、傷のチェック 目視 著しい磨耗、傷、
ヒビ割れのなきこと
交換 5 年
5 ギアードモータ(回転形) 運転音のチェック
絶縁抵抗の測定
聴感点検
500 Vメガ
異常音
1 MΩ以上のこと
ベアリング音が大きいときは交換
絶縁劣化の場合は交換
10000 Hr
6 軸受け(回転形) 運転音、振動のチェック 聴感、目視 異常音、異常振動 給油または交換 15000 Hr
7 外装 外観チェック 目視 塗装の剥れ、錆び、腐食なきこと 補修塗装または交換 15 年

全熱交換・換気ユニットの保守・点検ガイドライン

部品名 定期点検 予防保全
部品区分 部品名 点検内容 点検方法 判定基準 <目安> 保守内容 点検周期 交換周期
1年毎 その他 使用時間 使用年数
全熱交換器単体 1 熱交換素子 回転形 目詰まり、損傷のチェック 目視 目詰まり、損傷のなきこと 清掃または交換 10 年
静止形 目詰まり、損傷のチェック 目視 目詰まり、損傷のなきこと 清掃または交換 10 年
2 フィルター 汚れ、目詰まり、破れのチェック 目視 著しい汚れ、目詰まり、破れなきこと 清掃または交換 1 ヶ月毎 1 年
3 電動機
モータ
ファンモータ 運転音のチェック
絶縁抵抗の測定
聴感点検
500 Vメガ
異常音のなきこと
1 MΩ以上のこと
ベアリング音が大きいときは交換
絶縁劣化の場合は交換
20000 Hr
4 ギアードモータ
(回転系)
10000 Hr
5 バイパスダンパー
(ギアードモータ含)
動作の確認
ゴミの確認
目視点検 異常なく動作すること
ゴミなきこと
動作異常があれば交換
清掃
13 年
6 電装部品 基板 ゴミのチェック 目視点検 著しいゴミ付着なきこと 清掃 25000 Hr
端子部 端子の緩み、配線の接触、
ほこりのチェック
増し締め
目視点検
端子の緩みなきこと、配線の接触なきこと、
ほこりなきこと
端子の緩みがあれば増し締め再差込。
ゴミ付着の場合は清掃
13 年
コネクター部 ピンの抜けチェック
ほこりのチェック
目視点検 ピンの抜けなきこと
ほこりのなきこと
交換、清掃 13 年
7 加湿器 透湿膜式 汚れ、水漏れのチェック 目視点検 著しい汚れ、水漏れなきこと 洗浄または交換 5 年
滴下気化式 汚れのチェック 目視点検 著しい汚れなきこと 洗浄または交換 3 年
減圧弁 水漏れのチェック 目視点検 水漏れなきこと 交換 13 年
電磁弁 動作の確認 聴感点検 異常なく動作すること 交換 13 年
ストレーナ ゴミのチェック 目視点検 ゴミなきこと 洗浄または交換 5 年
ドレンパン 水漏れ、腐食、劣化、
ゴミ詰まり、塗装皮膜の剥れ、
ひび割れ水の流れのチェック
目視点検 水漏れ、腐食、劣化、
ゴミ詰まり、塗装皮膜の剥れ、
ひび割れなきこと、排水できること
洗浄または交換 13 年
フロートスイッチ 動作の確認 目視点検 異常なく動作すること 交換 5 年
給水タンク 汚れ、腐食、劣化、ゴミのチェック 目視点検 汚れ、腐食、劣化、ゴミなきこと 洗浄または交換 13 年
8 外装パネル 外観、断熱材のチェック 目視点検 著しい錆びや腐食なきこと
断熱材の剥れなきこと
補修 13 年
9 リモコンスイッチ 外観、表示、操作による制御性チェック 目視点検 破損、表示不良、動作不良なきこと 交換 13 年

備考
1) 建築物における衛生的環境の確保に関する法律施行規則(略称 : 建築物衛生法)等の法令・規定で定められている対象設備に該当する場合は、法律に従った保守点検も実施してください。
2) 運転時間の目安は、1 日 10 時間、年間 2500 時間と仮定した場合です。運転状況により異なりますので保守契約時にご確認ください。
3) 製品交換を必要とする耐用年数は 13 ~ 15 年です。機能部品の保有期間は、生産終了後、最低 6 年間です。
4) 一般的な事務所ビルを想定してます。
5) 電装部品のメンテナンスは専門業者に依頼してください。
6) 上記メンテナンス期間は、一般的な目安を示し、使用状況、設置条件、水質等により別途配慮が必要になることがあります。

※社団法人 日本冷凍空調工業会 定期的な保守・点検のおすすめより引用

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