最初の1年は派遣社員として働き、品質管理に必要な「QMS(Quality Management System)」の文書作成や改訂を担当しました。「QMS」とは、高品質と効率化を追求するための仕組みやルールのことで、西部技研では製品ごとに必要な項目を整理した「QMS文書」を作成・更新しています。こうした仕事を担当するなかで「社員になればもっと仕事にコミットでき、より良い提案ができるのでは」と考えるようになり、面接を受けて正社員となりました。
「ISO9001」の再取得で達成感 品質マネジメントの国際規格である「ISO9001」を再取得した仕事は今でもよく覚えています。ただ再取得をするだけではなく、QMSが経営基盤の強化につながるように働きかけ、何のために再取得するのか全社員を説得する必要がありました。全部署の方とコミュニケーションを取りながら協働し、業務フローやQMS文書を作成した過程はとてもやりがいがあり、無事に再取得ができてうれしく思いました。
社内イベントの企画・運営をリードしたい 20から30項目あるQMSの活動の中でも、社内の品質教育に関するイベントの企画・運営を一人でできるようになり、各製造工程を理解して問題解決に協同できる人を(目指すことが目の前の目標です。特に、全部署に訪問してQMSが守られているか、有効かなどを確認する品質内部監査や外部からの審査の対応など、柔軟な対応が必要な時に先輩の力を借りて動いているので自ら指揮を取れるようにさらなるスキルアップを目指します。
追いかけるのは先輩の背中 将来的には、会社のビジョンや会社の置かれている環境に合わせて、QMSを改善できる人材を目指しています。問題点を数値化して、その改善活動がなぜ必要かをわかりやすく説明できる、現在の上司のような人物像が私の理想です。業務内容は多岐にわたりますが、そうしたなかでも一つひとつチャレンジを続け、社内のスキルアップ制度も積極的に活用して思考力を高めていきたいと考えています。