
ONE FUKUOKA BLDG.(ワン・フクオカ・ビルディング)
福岡から、
次世代の
空気環境を
発信する
『福岡から世界へ』を
体現するワンビル
2025年4月、福岡市・天神に誕生した「ONE FUKUOKA BLDG.(通称:ワンビル)」は、福岡の再開発プロジェクト「天神ビッグバン」の中核を担う次世代型複合ビルです。「福岡から世界へ」をコンセプトに、都市機能・環境性能・快適性を高い次元で融合させた都市の新たなランドマークとして注目を集めています。その象徴的な取り組みの一つが、“空気環境”への徹底したこだわりです。
省エネルギーでありながら、利用者一人ひとりが快適に過ごせる室内環境の実現。そのための設備機器として、当社のCO₂除去デシカント外調機『SMART-SAVE®』が採用されました。
快適性と省エネを
両立する空調とは
一般的には室内のCO₂濃度が上がることによって、集中力の低下を招いたり、不快感が生じたりすると言われています。オフィスビルや商業施設では、換気(室内と室外の空気を入れ換える)量を増やすほど室内のCO₂濃度は下がりますが、その分、空調外気負荷として大きなエネルギーが必要になります。CO₂濃度の低い「快適な空気の獲得」と空調機に使用する「エネルギー量の低減」は、これまでトレードオフの関係にあると考えられてきました。『SMART-SAVE®』は、この常識に真正面から挑戦した製品です。
CO2除去デシカント外調機『SMART-SAVE®』とは
~“空気の質”をコントロールするという発想~
室内の快適性や認知機能に影響を与える指標の一つがCO₂濃度です。
一般的に、室内CO₂濃度を低く保つことが良好な室内空気環境の維持につながるとされており、WELL認証においても室内空気質に関する評価項目の一つとしてCO₂濃度が考慮されています。
SMART-SAVEは、室外空気に含まれるCO2を低減してから室内へ給気することで、必要な換気量を確保しながら空調負荷を抑えることができる外調機です。特殊なCO₂吸着ロータにより外気中のCO₂濃度を低減し、室内のCO₂濃度上昇を抑制します。
また、一人あたり約20~25m³/hの換気量を確保しつつ、過剰な外気導入を抑えることで、快適な室内環境の維持と省エネルギーの両立に貢献します。


~CO₂吸着ローターが生み出す
省エネのしくみ~
『SMART-SAVE®』の心臓部となるのが、当社独自開発のCO₂ 吸着ローターです。取り込まれた室外の空気は装置内部で除湿・冷却処理された後、このローターを通過します。その過程でCO₂が吸着・除去され、低CO₂空気として室内へ給気されます。一方、ローターに取り込まれたCO₂は、温めた空気(外気または室内空気)によって外へ押し出され、屋外に排出されます。そのため、室内には常にCO₂の少ない空気が取り込まれる仕組みになっています。さらに、『SMART-SAVE®』は全熱交換器『ハイ・パネックス®イオン』との組み合わせにも対応しており、顕熱・潜熱の回収効率を高めることで、さらなる省エネに貢献します。
プロジェクトストーリー
Project Story本プロジェクトでは、お引き合いから構想・検証・設計・製造・現地施工まで、多くの試行錯誤を重ねながら、
ワンビルの特徴的な空調設備の一つとして稼働を開始することができました。
ここからは、実際にプロジェクトを支えた社員の声を紹介します。
手探りからのスタート―ユニットモジュール事業部
営業部 永嶋 幸次
永嶋
大気中のCO₂を取る製品は日本では初であり、外気量の想定も、一般で計算される一人当たりの風量25m3/h(ビル管法外気300ppm―室内1000ppm)でしたが、実現場での風量設定(令和3年学会提言「必要換気量算定のための室内二酸化炭素設計基準濃度の考え方」)を用いて設計がなされました。計算の結果、『SMART-SAVE®』を搭載することで外気量を40%も削減できました。


前例のない大型設備への挑戦―ユニットモジュール事業部
技術部 藤元 幸司、松本 延孝
藤元


松本


藤元
松本
藤元
松本



装置の搬入・設置作業―サービス事業部
西日本サービス推進部 今泉 剛登
今泉
運悪く工事中に台風が通過することがあったのですが、大型の装置で中に入れるローターのサイズも4mを超えるため、対策に大変苦労しました。



今泉
今後の展望・発展可能性について―ユニットモジュール事業部
営業部 永嶋 幸次
永嶋


空気環境の価値を、
福岡から世界へ広げていく




