事業・製品大気中二酸化炭素(CO₂)濃縮・供給装置 

C-SAVE Green®はDAC(Direct Air Capture、直接空気回収技術)で、大気中に含まれるCO2を濃縮して植物に供給する製品です。
いちごなどのビニールハウス栽培においては、日中に植物の光合成によりビニールハウス内のCO2濃度が低下します。この時に、本製品のような光合成促進機でCO2を施用すると作物の収穫量を向上できます。

特長

1.収量増加

いちごの高設栽培で実証試験を実施しており、無施用と比較して収量が27%増加することを確認しています。
ランニングコストも自動制御運転によりタイマー運転から約3~5割の電気代削減を確認しています。

2.環境配慮

大気中のCO2を吸着し、低温で脱着する吸着材を自社開発し、当社独自技術でハニカムローターに加工しています。
回転するローターに大気を通過させてCO2を吸着し、加熱した空気でCO2を脱着・濃縮します。
燃料がなく、吸着材の飛散もないので、安全でクリーンなガスを供給することができ、化石燃料を使わないため環境負荷がありません。

3.手間なし

キャスターが付いているためクレーンやフォークリフトによるハウス内への搬入は不要です。
燃料補給やガスボンベの交換も不要です。
必要なユーティリティは電気のみです。

製品ラインナップ

CO2施用例

・葉に近いところを通した子ダクトの孔から濃縮CO2を与える局所施用で、効率的にCO2を供給

・ダクトは栽培列数、長さで必要部材をお見積り

・設置方法はダクト設置マニュアルでサポート

お客様の声

・燃料不要、大気中のCO2を集めて作物に供給するC-SAVE Green®
――西部技研の独自技術がカーボンニュートラルな農業に貢献

試験的導入も可能

・まずは小区画へ試験的に導入を試して頂けることも可能です。

・例えば、小型機で1列だけCO2施用を行い、効果の確認が出来ます。
 既にCO2施用されていても、端の列などCO2濃度が比較的低く、生育の悪い1列のみに試しに入れることも出来ます。

・トマト、キュウリ、葉物(レタスなど)、花卉(バラなど)などのハウス栽培や、
 小区画または小規模の植物工場でも試して頂けます。

・電源は単相100V(15A以内)。

・ご興味のあるお客様はお問合せフォームからご連絡を下さい。

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