VOC濃縮装置の製品特徴
効率的なVOC処理によって設備の巨大化を抑え、
環境保全と省エネルギーの両面から経済発展を支えています。
地球規模で問題となっている大気汚染。その原因には様々なものがあります。
揮発性有機化合物(VOC= Volatile Organic Compounds)もその一つで、
浮遊粒子状物質(SPM)や光化学オキシダントの原因となります。
ベンゼンやトルエンなどのVOCは塗装工程や印刷工場などから多く排出され、
従業員の健康に影響し、近隣から悪臭苦情を引き起こすこともあります。
またPRTR法や大気汚染防止法、各地方自治体の条例等によって排出が規制されています。
例えば、改正大気汚染防止法における自動車の製造に係る塗装施設の排出基準は、
平成18年4月1日以降に設置工事に着手した塗装施設の場合、400ppmCとされています。
弊社はハニカム技術を活かし、1988年にゼオライトを用いた有機溶剤(VOC)濃縮ローターの製品化に成功。
作業環境改善や脱臭に寄与し、その性能は高く評価されています。
VOC濃縮装置のラインナップ
VOC濃縮ローター
疎水性ゼオライトを独自技術で無機ハニカムへ含浸担持し、高温焼成。
VOC吸着性能を発揮し、安全性も格段に優れています。
最適なゼオライトを選定し、効率良く浄化・濃縮します。
また、ローターの表面が目詰まりした際に一部分だけ取り換えることができる、特殊ローターもご用意しております。

VOC濃縮カセット・ユニット “SKY−SAVE®C”
有害なVOCを選択的に吸着し、
無害化したガスを排出させる環境保全機器です。
低濃度・大風量の排ガスを、
高濃度・小風量に処理することで燃焼装置の規模を縮小し、
装置全体のイニシャルコスト・ランニングコストの削減に
寄与します。

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VOC濃縮燃焼装置 “SKY-SAVE®S”
濃縮装置と燃焼装置を組み合わせ、
効率的なVOC無害化システムを実現。
燃焼装置の小型化とランニングコストの大幅な削減が可能になります。
不燃性濃縮ローターを搭載して、
自己燃焼制御・自動停止機能を備えることで安全性も確保しています。

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VOC濃縮装置の導入事例
- 各種塗装ブース(自動車・船舶・航空機・スチール製品など)
- 各種印刷(グラビア印刷・建装材印刷など)
- ドライラミネータ
- 各種電子部品製造
- 半導体製造
- 液晶製造
- 大型研究設備
- クリーンルーム(作業環境改善)
VOC濃縮装置のメンテナンス
安定した性能を維持し、トラブルを未然に防ぐためにも、定期的なメンテナンスを推奨しています。
交換や改修のタイミングなどについても随時提案を行っています。
メンテナンス
- ローターや内部の清掃
- 各駆動装置にある軸受けの給油
- 各機器の状態チェック
- 性能測定
VOC濃縮燃焼装置 標準機レンタル
実機を一定期間お使いいただけるサービスです。
ローター交換サービス
ローター交換
搬入が困難な場所でも、分割タイプのローターでご提供します。
他社製品の交換も承っております(※)ので、お気軽にご相談下さい。
※他社製品の交換に際しては現地調査が必須となります。
ローターサンプリング・劣化調査
ローター素子の一部をくり貫いて調査を行い、性能低下の原因や現在の吸着状態を確認します。
拡張・更新工事
サービス担当者が現地に伺い、お客様のご要望にお応えできる環境をご提案いたします。
他社製の機器も対応可能です。
その他
上記以外もお気軽にお問い合わせ下さい。
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